活字印刷の文化史

勉誠出版から『活字印刷の文化史』をいただいた。id:ogwataさん、ありがとう! 「安岡孝一氏の語る常用漢字表改定の影響」がpp.389-392に載ってて、紙の形になると、ちょっと気恥ずかしい。ちなみにp.396にもあるが、もし「遡」「遜」「謎」が1点しんにょうで「新常用漢字表(仮称)」に追加された場合、1981年改正の経緯からして、法務省側が「譲ってくれる」(つまり、2点しんにょうの「遡」「遜」「謎」は人名用漢字から削除される)可能性は高い、と、私個人はニラんでいる。あと、pp.489-490の「隆」に関するネタも、こうやってCID=8686とCID=13393がはっきり区別されて印刷されると、あちこちがあれこれしそうで、結構スリリング。

活字印刷の文化史

活字印刷の文化史

それにしても、『文字論 新常用漢字を問う』の方、まだ出ないのかしら?
新常用漢字表の文字論

新常用漢字表の文字論